武者陵司の発言録
武者陵司「ドル円は160〜163円が上値。150円割れもおかしくない」|Trade-Trade(2026年8月)
- だれが
- 武者陵司(武者リサーチ代表(元ドイツ証券副会長))
- いつ
- 2026年8月28日
- どこで
- Trade-Trade(YouTube)(動画)
- 元の出演
- 動画を見る
- 確認
- 字幕で確認
- 掲載日
- 2026/10/23
2026年7月30日の日米協調の為替介入のあとに出演したTrade-Tradeの番組で、武者氏はドル円は160〜163円あたりに上値の壁ができ、それを超える円安にはならないとの見方を示しました。150円を割ってもおかしくないとしつつ、日銀が利上げをすれば「止められない円高」になりかねないとして、今の利上げには反対の立場を示しています。
何を語ったか
- 日米協調介入やアメリカ財務省の動きについて、結果的にそれほど深刻なことにはならず、前向きに受け止めてよいとの見方を示しました。円安が大きく進むことはなく、ドル円の天井は見えたと述べています。
- ドル円は160〜163円あたりに上値の壁がはっきりできたとし、購買力平価から見て円は大きく割安で、日米の金利差でも説明できない円安だと説明しました。円を売る理由がない、という立場です。
- 150円を割ってもおかしくないとしたうえで、日銀が利上げをすると145円、140円と流れが変わる「止められない円高」が起きかねないとして、利上げは「やるべきじゃない」と述べました。年金積立金(GPIF)の資産の約半分が外貨であることも、円高が進んだときの円買い要因になりうると指摘しています。
- 日本に産業を呼び戻すためには、140円程度の円安は保つ必要があるとの考えを示しました。
- 日本の財政については、政府が持つ金融資産を差し引いて見れば健全で、財政危機は起こりえないと主張しました。
原文から
円を売る理由がないからですよ
この発言の読み方
武者氏は円安を「日本の産業を立て直すために必要なもの」と見ているため、円安そのものを悪いこととはとらえていません。そのうえで、行き過ぎた円安は終わったが、急な円高も困る、という立場です。日銀の利上げや財政について、多くのエコノミストとは異なる見方をはっきり打ち出しているので、反対側の意見とあわせて読むと考えを整理しやすくなります。
出典:Trade-Trade 公式チャンネル「【ドル円は150円割れも?】160~163円に上値の壁|武者陵司氏が読む円高シナリオ」(2026年8月28日)
このページは、出演・発言の内容を投資の教科書が要約したものです。正確な言い回しは元の動画・記事でご確認ください。引用は内容を示すのに必要な短い範囲にとどめています。発言の記録であり、特定の銘柄や商品の売買をおすすめするものではありません。