佐々木融の発言録
佐々木融「2026年末は165円、大幅な金利上昇か円安かの選択に」|PIVOT(2026年1月)
- だれが
- 佐々木融(ふくおかフィナンシャルグループ チーフ・ストラテジスト(日本銀行、JPモルガン・チェース銀行出身))
- いつ
- 2026年1月4日
- どこで
- PIVOT(YouTube)(動画)
- 元の出演
- 動画を見る
- 確認
- 字幕で確認
- 掲載日
- 2026/10/23
PIVOTの「2026年超予測」で、佐々木氏は日銀の利上げを4月と10月の2回と予想しつつ、それでは実質金利のマイナスから抜け出せず、年末に向けて1ドル165円ぐらいまで円安が進むとの見方を示しました。2026年の日本は「大幅な金利上昇を許容するか、さらなる円安を許容するか」を選ばなければならないと述べています。
何を語ったか
- 2025年も円は主要通貨の中でほぼ最下位で、人民元円は33年ぶり、シンガポールドル円は43年ぶりの高値になったと紹介しました。2024〜25年に利上げしたのは日銀だけなのに円が一番弱かったことから、多少利上げしても通貨にはプラスにならないと述べています。
- 政策金利0.75%のときの30年前の10年金利は3%で、当時よりインフレ率が高い今は10年金利が3%まで行ってもおかしくなく、正常化すれば4〜5%もおかしくはないとの見方を示しました。
- 金利が1%上がってその水準が続くだけで、2034年度には国債の利払い費が25兆円増え、消費税収とほぼ同じ規模になると説明しました。そうなれば日銀に国債を買えという圧力がかかり、そのしわ寄せが円に来るのが2026年の重要なポイントだとしています。
- 米国は景気が改善し中立金利に近づいているとして、利下げ局面は終わりに近いとの見方を示しました。トランプ大統領のFRBへの影響力は低下してきているのではないかとも述べています。介入は165円あたりに近づいたところでありうるが、ドル高で上がっているときは効きにくいとしました。
原文から
今後金利が1%上昇してその水準が維持されるだけで
この発言の読み方
この回の165円は、日銀の利上げが年2回にとどまり、実質金利のマイナスが続くことが前提です。本人は、日銀が本格的に利上げすれば状況は変わるとも述べています。また、通貨が弱くなって税収や企業収益が膨らむのはトルコやアルゼンチンでも同じだとして、名目の数字だけで安心しないよう注意を促しています。
出典:PIVOT 公式チャンネル「【2026年超予測:為替】さらなる円安か、大幅金利上昇か/年末165円へ/利上げ2回/長期金利3%越え/日銀審議委員人事/利払費急増でYCC再導入?/外貨準備の限界/ドル復調の理由/165円超えリスク」(2026年1月4日)
このページは、出演・発言の内容を投資の教科書が要約したものです。正確な言い回しは元の動画・記事でご確認ください。引用は内容を示すのに必要な短い範囲にとどめています。発言の記録であり、特定の銘柄や商品の売買をおすすめするものではありません。
「為替・円」について、ほかのご意見番は
- 2026年10月19日永濱利廣「年内は劇的な円高は進みにくい」|PIVOT(2026年10月)
- 2026年10月19日テスタ「貯金も円への投資。投資はいかにギャンブルをしないか」|テレビ東京(2026年10月)
- 2026年10月12日武者陵司「長期金利3%は天井圏。株も国債も買える時代」|ブルーモ証券(2026年10月)
- 2026年10月8日後藤達也「金利は水準より変化の速さに注意」|ReHacQ(2026年10月)
- 2026年10月1日唐鎌大輔「けん制発言は繰り返すほど効かなくなる」|TBS CROSS DIG(2026年10月)