佐々木融の発言録
佐々木融「円高のカギは日銀がどこまで利上げできるか」|PIVOT(2026年9月)
- だれが
- 佐々木融(ふくおかフィナンシャルグループ チーフ・ストラテジスト(日本銀行、JPモルガン・チェース銀行出身))
- いつ
- 2026年9月4日
- どこで
- PIVOT(YouTube)(動画)
- 元の出演
- 動画を見る
- 確認
- 字幕で確認
- 掲載日
- 2026/10/23
9月2〜3日の2日間でドル円が160円台前半から155円台前半まで下がった局面の速報解説です。佐々木氏は円高ドル安の理由として、日銀の利上げ期待の高まり、FRBの利上げ期待の後退、GPIFの資産配分見直しの思惑、輸入企業のドル買いの不在の4つを挙げました。当面は155〜163円ぐらいのボックス圏が続き、ポイントは日銀が本当にどこまで利上げできるかだと述べています。
何を語ったか
- 日銀の利上げ期待が高まった背景として、ベッセント米財務長官からの圧力を挙げました。日米で協調して円を買ったのだから、円安になる政策はやめてほしいという主張は当然で、損を抱えたことへの不満もあるのかもしれないとの見方です。高田審議委員の講演がタカ派的だったことにも触れています。
- GPIFの資産配分の見直しは、1%動かせば3兆円、5%で15兆円で、介入(15兆円ぐらい)と比べて特別に大きいわけではないと説明しました。結局は対症療法で、流れは変わらないとしています。
- 市場は今後1年で4回近く、長い目では2.5%程度までの利上げを織り込んでおり、それができなければまた円は弱くなると述べました。インフレ率が3〜4%になれば2%台の政策金利でも実質金利はマイナスのままだとしています。
- 日銀は政権の緩和維持の圧力が強く、ここから1〜2年で織り込みどおりに上げるのは難しいとの見方を示しました。2028年4月には9人中7人が高市政権に任命された委員になるため、ますます難しくなり、その分3〜5年後に大幅な利上げを迫られる可能性があるとも述べています。
原文から
日本銀行がどこまで利上げをできるか
この発言の読み方
円高に振れた場面でも、佐々木氏は「理由は何か」「続くか」を分けて考えています。この回の結論は、円高を支える日銀の利上げ期待が実現するかどうかが分かれ目だということです。政権側が「利上げはだめ」というニュアンスを出せば一気に円安に戻るとも述べており、政治の発言に為替が揺さぶられやすい状況だと読めます。
出典:PIVOT 公式チャンネル「【米国の圧力で円安は止まるのか?】円高・ドル安の4つの理由/GPIFフローの影響は/日銀の利上げは何回?/ベッセント財務長官の狙い/FRBの利上げ期待後退/投機ポジションの巻き戻し?/今後の為替レート」(2026年9月4日)
このページは、出演・発言の内容を投資の教科書が要約したものです。正確な言い回しは元の動画・記事でご確認ください。引用は内容を示すのに必要な短い範囲にとどめています。発言の記録であり、特定の銘柄や商品の売買をおすすめするものではありません。
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