吉野貴晶の発言録
吉野貴晶「セルインメイはもう古い、休むなら夏枯れ」|マネックス(2026年5月)
- だれが
- 吉野貴晶(マネックス証券 チーフ・マーケット・アナリスト(2025年9月から。前職はニッセイアセットマネジメント 投資工学開発センター長))
- いつ
- 2026年5月28日
- どこで
- マネックスオンデマンド(YouTube)(動画)
- 元の出演
- 動画を見る
- 確認
- 字幕で確認
- 掲載日
- 2026/10/23
3月期決算の発表が一巡した日の定例セミナーで、吉野氏は「5月に売れ(セルインメイ)」という格言をデータで検証し、近年は5月に売ると上昇の機会を逃してきたため「セルインメイはもう古い」と述べました。6月はボーナスによる個人の買いと株主還元策の発表で勝率が高く、休むなら夏場だという見方です。メインの話題では、キャッシュフローで企業を5つに分類し、分類ごとに効く投資指標を使い分ける方法を解説しています。
何を語ったか
- 5月上旬はイランの戦闘終結への期待や、AI・半導体銘柄の好業績で日経平均が6万3000円まで上がったとし、決算発表が終わって材料が乏しくなるなかで「セルインメイ」の格言どおり売るべきかを検証しました。
- 10月末に買って4月末に売る「ハロウィン投資」の反対、つまり5月から10月の期間も、2019年以降は7年連続で上昇、2013年以降で見ても負けは2回だけで、格言どおり5月に売ると上昇の機会を失ってしまうと述べました。
- 2000年以降の月別の勝率では6月が高く、ボーナス支給による個人投資家の資金流入と、6月の株主総会前まで続く自社株買い・増配など株主還元策の発表が背景だとし、近年のガバナンス改革の流れも大きいと説明しました。7〜9月は勝率40%台で、休むなら6月が終わったあたりで売って夏の3カ月を休むのが過去の傾向から言えると述べています。
- AI・半導体関連は、決算で期待と違う銘柄が出ても、実需がある以上、基本的には上昇が期待できるとの考えを示しました。
- 営業・投資・財務の3つのキャッシュフローの組み合わせで企業を成長株や成熟株など5つに分類し、成長株を配当利回りで測るといった「物差しの取り違え」を避けて、分類ごとに効果的な投資指標を使うべきだと解説しました。
原文から
6月の勝率って高いんですね
この発言の読み方
「5月に売れ」は投資の世界でよく知られた格言ですが、吉野氏は近年のデータでは当てはまっていないと結論づけています。背景として挙げたボーナスの資金や株主還元策の発表は、日本の制度や企業の行動の変化に結びついた説明で、単なる偶然ではないという立て付けです。ただし、過去の勝率はあくまで平均で、その年の材料(この年は中東情勢や米中間選挙)によって変わる点は割り引いて読む必要があります。5月に売ってしまうと、この6月の高い勝率を取り逃がす、というのが本人の説明です。
出典:マネックスオンデマンド「【キャッシュフローで探す“勝てる銘柄”】16年連続No.1クオンツアナリストが語る日本株市場|2026年5月15日(金)開催」(2026年5月28日公開)
このページは、出演・発言の内容を投資の教科書が要約したものです。正確な言い回しは元の動画・記事でご確認ください。引用は内容を示すのに必要な短い範囲にとどめています。発言の記録であり、特定の銘柄や商品の売買をおすすめするものではありません。
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