吉野貴晶の発言録
吉野貴晶「AI競争のカギは研究開発投資、次世代の成長株を探す」|マネックス(2026年8月)
- だれが
- 吉野貴晶(マネックス証券 チーフ・マーケット・アナリスト(2025年9月から。前職はニッセイアセットマネジメント 投資工学開発センター長))
- いつ
- 2026年8月28日
- どこで
- マネックスオンデマンド(YouTube)(動画)
- 元の出演
- 動画を見る
- 確認
- 字幕で確認
- 掲載日
- 2026/10/23
8月の定例セミナーで、吉野氏はAIのシェア争いでは研究開発投資が勝敗を分けるとし、次世代の成長銘柄を探す切り口として研究開発投資を取り上げました。売上高に対する研究開発費の比率が前年や過去3年平均を上回り、かつ売上が伸びている企業に注目する方法を解説し、従業員持株会の保有比率が高い企業の株価が長期的に強いというアノマリーも紹介しています。
何を語ったか
- 最近はAI・半導体関連で設備投資の過剰投資問題が相場の足を引っ張っているとしつつ、米ビッグテックが巨額の研究開発投資をしているのはシェア争いのためで、利用者は品質や性能の高いAIサービスに絞っていくため、研究開発投資がカギになると述べました。
- 従業員持株会の保有比率が高い企業は、その後の株価パフォーマンスが長期的に高いという実証研究があると紹介し、株主構成で持株会の比率が1.5%程度以上あるかを、テーマや業績と組み合わせて見る一つの尺度にするとよいと述べました。
- 前月に紹介した「第1四半期決算で会社計画の営業利益を上方修正した銘柄」に投資する戦略について、第2四半期の決算発表後、年末ぐらいをめどに一度手じまう方法がよいとの考えを示しました。
- 日本の製造業の技術が各国に比べて低下することへの懸念から、政府が大規模な公的支援を打ち出していることにも触れ、研究開発投資は今後注目される大きなテーマになるとの見方を示しました。
- 研究開発費を売上高で割った比率は業種で大きく違うため、同じ企業の過去と比べ、前年と過去3年平均の両方を上回っている企業を選ぶとし、売上が減って比率だけが上がる場合を除くため、売上高の伸びがプラスであることも条件にすると説明しました。
原文から
研究開発投資というのが非常に重要になってくる
この発言の読み方
AIへの巨額投資が「回収できるのか」と不安視される一方で、吉野氏は投資をしなければシェア争いから脱落する、という裏側の論点を示しています。研究開発費は成果が出るまで数年かかるため、すぐに業績に表れるものではありません。そこで「売上が伸びている会社が、研究開発を前より強化しているか」という2つの条件を重ねて、将来の成長への投資と、売上不振で比率が上がっただけの会社を見分けるという考え方です。
出典:マネックスオンデマンド「【研究開発投資額と株価の関係性】吉野貴晶のデータで読み解く日本株セミナー|2026年8月20日(木)開催」(2026年8月28日公開)
このページは、出演・発言の内容を投資の教科書が要約したものです。正確な言い回しは元の動画・記事でご確認ください。引用は内容を示すのに必要な短い範囲にとどめています。発言の記録であり、特定の銘柄や商品の売買をおすすめするものではありません。
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