投資の教科書

吉野貴晶の発言録

吉野貴晶「中間選挙後は株高の傾向、ただ共和党が下院を失えば限定的」|マネクリ(2026年9月)

だれが
吉野貴晶(マネックス証券 チーフ・マーケット・アナリスト(2025年9月から。前職はニッセイアセットマネジメント 投資工学開発センター長))
いつ
2026年9月30日
どこで
マネクリ(マネックス証券)(記事)
元の出演
元の記事を読む
確認
記事で確認
掲載日
2026/10/23

日本株米国株政治・政策

連載「吉野貴晶のなるほど株価の法則」で、吉野氏は11月3日の米中間選挙と株価の関係を過去データで検証し、中間選挙の年は選挙後から翌年3月にかけて日経平均が平均9.79%上がり、大統領選挙サイクルの中で最も高いと示しました。一方、現職大統領の所属政党が下院の多数派を失った年は、翌年3月までの上昇が平均0.29%にとどまっており、共和党が下院の多数派を保てるかが重要だとしています。

何を語ったか

  • 1949年6月から2025年までの日経平均の月別騰落率を大統領選挙サイクル別に平均すると、中間選挙の年の10月は平均+0.20%にとどまり、選挙結果を見極めたいという姿勢から選挙前は上がりにくい傾向があると述べました。
  • 中間選挙の年の11月から翌年3月までの累積平均騰落率は、11月+2.92%、12月まで+3.01%、1月+5.60%、2月+8.24%、3月+9.79%と、他のサイクル(大統領選挙の年+7.98%など)と比べて最も高いと示しました。選挙を通過して政治的な不透明感が後退することが背景の一つだとしています。
  • NYダウでも1915年以降、中間選挙の年は11月から翌年3月までの累積平均騰落率が+8.74%と際立って高く、日経平均の傾向は日本固有の季節性というより、米国株の上昇と連動して表れた可能性があると述べました。
  • 現職大統領の所属政党が下院の多数派を失ったケースを「現職政権の敗北」とすると、その年の日経平均は12月末まで+1.60%、翌年3月末まで+0.29%にとどまり、それ以外のケースとは大きな違いがあると指摘しました。
  • トランプ米大統領の支持率が9月のロイター/イプソスの調査で32%まで下がっていることに触れ、今回の中間選挙後の株高の程度を考えるうえでは、共和党が下院の多数派を維持するかどうかが重要なポイントになるとまとめました。

原文から

共和党が下院の多数派を維持するのか、それとも失うのか

この発言の読み方

吉野氏らしい「格言をデータで分けて検証する」回です。平均だけを見れば「中間選挙後は買い」ですが、結果で分けると答えが変わる、という点がこの記事の要です。中間選挙では現職の党が議席を減らすのが普通で、下院の多数派を失うケースも珍しくありません。同じ時期に市川雅浩氏も、上下両院で民主党が多数党になる結果を日本株のリスクの一つに挙げており、2人とも選挙結果の中身に注目している点が共通しています。

出典:マネクリ「【日本株】米中間選挙後に株価上昇の法則?2026年末・年度末相場を過去データで読む」(2026年9月30日)

このページは、出演・発言の内容を投資の教科書が要約したものです。正確な言い回しは元の動画・記事でご確認ください。引用は内容を示すのに必要な短い範囲にとどめています。発言の記録であり、特定の銘柄や商品の売買をおすすめするものではありません。

吉野貴晶の発言をすべて時系列で見る

「日本株」について、ほかのご意見番は