ゴールデンクロスとデッドクロスを活用して相場の流れを見極める方法

ゴールデンクロスは、株式やFXのチャートで、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に突き抜けるチャートパターンで、上昇シグナルとして機能します。

一方、デッドクロスは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下に突き抜けるチャートパターンで、下落シグナルとして機能します。

ゴールデンクロスとデッドクロスは、移動平均線が示すチャートパターンとしてよく現れるので、これが何を意味するのかを正確に理解しておく必要があります。

初心者によくある間違いとして、これらのクロスが出たら、必ず相場が反転すると判断してしまうことです。そのような理解では、トレードで勝つことは難しいでしょう。

この記事では、あなたがトレードで成功するために必要な、ゴールデンクロスとデッドクロスの正しい見方を解説します。なお、事例は全てFXのものですが、株式でも同じことが言えますので、お役立て下さい。

執筆者
ぶせな

ぶせな

FXの専業トレーダー。認定テクニカルアナリスト。 本格的にFXを開始してから10年で1億6,500万円の利益を突破。著書に、『最強のFX 1分足スキャルピング』『最強のFX 15分足デイトレード』(共に、日本実業出版社)がある。ツイッターアカウントは、『@busena_fx』、ブログは『億トレーダーぶせなブログ』。

友だち追加

1.ゴールデンクロスとデッドクロス

移動平均線は、相場の転換点を示してくれることがあります。それは、移動平均線が交差する時で、次の2つの状態は強いシグナルになります。

  • ゴールデンクロス:短い移動平均線が長い移動平均線を「下」から「上」に突き抜ける
  • デッドクロス:短い移動平均線が長い移動平均線を「上」から「下」に突き抜ける

・ゴールデンクロス

→短い移動平均線が長い移動平均線を「下」から「上」に突き抜ける

・デッドクロス

→短い移動平均線が長い移動平均線を「上」から「下」に突き抜ける

これらのサインは、クロスした方向へ相場が進み出す可能性を示唆します。

1.1.ゴールデンクロスとは

ゴールデンクロスとは、短い移動平均線が長い移動平均線を下から上に突き抜けることです。これは、強い上昇シグナルとして機能します。下のチャートをご覧下さい。

ゴールデンクロス

左側のAの丸で、短期の黄色い25日移動平均線(EMA)が、中期の青い75EMAを、下から上に突き抜けています。これが、ゴールデンクロスです。さらに、このすぐ後に25EMAと75EMAが、長期の赤い200EMAを下から上にゴールデンクロスして、さらに強い上昇シグナルとなりました。

チャート全体を見ると、Aから上昇トレンドが始まっており、“パーフェクトオーダー”と呼ばれる3つの移動平均線の方向性が同じになる強いトレンドになりました。結果として、最初のゴールデンクロスが相場の大きな転換点となったことがお分りいただけると思います。

さらに、右側のCの丸でも同様のゴールデンクロスになり、価格が上昇しています。

1.2.デッドクロスとは

デッドクロスは、短い移動平均線が長い移動平均線を上から下に突き抜けることです。これは、強い下降シグナルとして機能します。先ほどのチャートのBが、デットクロスです。

デッドクロス

まず最初に、短期の黄色の25EMAが、中期の青色の75EMAを上から下に突き抜けました。そして、短期の黄色の25EMAは、続いて長期の赤色の200EMAを上から下に突き抜け、その後、中期の青い75EMAも長期の赤い200EMAを上から下に突き抜けました。

こちらも、最初のデッドクロスから相場が下降トレンドになっていることがわかります。

このように、ゴールデンクロスとデッドクロスは、これから相場が転換する可能性を示す有用なシグナルとなります。

ポイント!
ゴールデンクロスとデッドクロスは、あくまでもトレンドの始まりを示唆するシグナルです。25EMAが75EMAを上抜けたり下抜けたり、75EMAが200EMAを上抜けたり下抜けたりとパターンは様々ですが、ゴールデンクロスとデッドクロスは、どちらもトレンドの始まりを示唆しています。つまり、シグナルが発生したからといって、必ず相場が上昇したり下降したりするということではありません。相場がそれぞれの方向に動く可能性をキャッチして、そこから本当にその方向に動くのかどうかを、他の指標と合わせて判断しましょう。

2.ゴールデンクロスの勝率をデータ検証

ゴールデンクロスとデッドクロスは、必ず相場が上昇したり下降したりするシグナルではないとお伝えしました。

しかし、初心者向けの投資の本には、必ずと言っていいほど「ゴールデンクロスで買い」「デッドクロスで売り」と書かれており、どっちが真実なのか疑問に思う方も多いはずです。

そのような方のために、株式投資のシステムトレードで有名な斉藤正章氏が、1983年から2005年までに株式市場で発生した全てのゴールデンクロスで株を買った場合の検証データがありますので、ご覧下さい。

勝ち数 負け数 勝率 平均日数 平均損益
27,655回 53,932回 33.9% 26.11日 +0.59%

このように、勝率33.9%、平均損益0.59%と必ずしも高いといえず、ゴールデンクロスが出たからといって絶対に勝てるというわけではないことがおわかりいただけたと思います。

3.ゴールデンクロスとデッドクロスの精度の上げ方

先ほど、ゴールデンクロスとデッドクロスの単純なシグナル通りにトレードしても、勝率は低いことをお伝えしました。しかし、トレードで全く使えないというわけではありません。

この章では、ゴールデンクロスに絞って、精度を高めて実際のトレードでどのように活かすかのヒントを、実際のチャートを使って解説します。なお、逆の見方をすれば、デッドクロスでも同じことがいえます。

3.1.トレンドをいち早く見極める大切さ

繰り返しになりますがが、ゴールデンクロスは、これから相場が上昇する可能性を示唆するシグナルですが、相場が必ず上昇することを意味するわけではありません。そのため、シグナルを確認したら、そこから本当に相場が上がっていくのかをいち早く見極める必要があります。

そして、上昇トレンドをいち早く見極めたら、相場の流れに乗った順張りを行うことで利益を積み重ねることができます。

そこで、相場の動きを見極める際には、ゴールデンクロス以外にも、今後、上昇トレンドになるかどうかを表すシグナルを探す必要があります。その結果、上昇トレンドになる強い根拠が複数揃えば、そのトレンドの流れに乗った順張りトレードを行います。

3.2.クロスから相場の流れを見極める方法

実際のチャートを使って解説します。

ゴールデンクロスから相場の流れを見極める方法

真ん中のBの白丸で、中期の青い75EMAが長期の赤い200EMAをゴールデンクロスしています。

つまり、この時点で、上昇トレンドになる可能性を考慮に入れることができます。ここで重要なのは、本当に上昇トレンドになるかどうかを見極めることです。それを判断するために、他の指標を見てみる必要があります。

結論からお伝えすると、Bのポイントでは、①ゴールデンクロスに加えて、次の2つの指標が出ています。

②サポートラインでの反発
③75EMAと200EMAでの反発

まず、同じBのポイントで、ローソク足チャートは、白い横線であるサポートラインの水準で反発して上昇しています。つまり、ゴールデンクロスが発生したこのポイントでは、同時にサポートラインも機能しているということです。これで、根拠が2つになりました。

次に、移動平均線だけに注目してみましょう。Bでは、ローソク足が中期の青い75EMAと長期の赤い200EMAの2本の移動平均線と接触し、反発しています。これで、根拠が3つになりました。

3つも根拠が揃えば、Bのポイントから相場が上昇トレンドに移行する可能性が非常に高いことが判断できます。つまり、上昇トレンドの流れに乗った順張り戦略で利益を積み重ねるトレード戦略の準備ができる、ということです。

なお、以降の流れとトレード戦略については、『トレンドを初期の段階で見極めることが重要』で解説していますので、余裕がある方は参考にして下さい。

まとめ

ゴールデンクロスとデッドクロスは、相場の転換点を示すシグナルとして、チャート上でよく見るパターンです。これらを確認した時は、相場の転換を頭に入れて、他のテクニカル指標も見ながら、今後の相場の流れを予測する習慣を身に付けて下さい。

ただし、ゴールデンクロスとデッドクロスだけに頼って相場の転換を予測するのは、根拠として乏しいです。上手いトレーダーは、シグナルが出たら、逆に決済するタイミングかもしれません。そのため、単体で判断してしまうことのないように気を付けましょう。

利益を最大化するために
ぶせな氏を含む億トレーダーが
実際に使っているFX口座とは

当サイトでFXコンテンツを執筆いただいているぶせな氏のノウハウを実践するなら、ぜひ口座選びにもこだわってください。

ぶせな氏は「口座選びを適当にやっていて勝てるようになったトレーダーは見たことがない」と仰っています。ぶせな氏が利益を最大化するために実際に使っている口座は、『FX口座のおすすめ|初心者に絶対知ってほしい6社の徹底比較』で詳しく解説しています。また、最新のおすすめと人気の15社から選ぶ場合は、『FXおすすめ口座・会社比較!初心者向け15社を10項目でランキング』をご活用ください。

初心者向け:FXで安定的に利益を出し続けるための10日間集中講座【全て無料】

FXのLステップ「FXに興味はあるけど、何から始めればいいの?」
「FXと株式はどう違うの?」
「FXでどうやったら稼げるようになるの?」


と思っている人はいませんか?


次のLINE公式アカウントにご登録いただくと、FXの初心者から安定的に利益を出し続けられる状態まで一気にレベルアップできます。


FXのLステップCTAバナー


具体的には、次のような内容が全て無料で学べます。


・FXで利益を出すために必要な基礎知識
・デモトレードで利益を出す体験
・おすすめのMT4業者とインストール方法
・利益を出すために必要なチャート分析の基礎


10日間で7本の動画が届きますが、初心者にもわかりやすいように一から丁寧に解説をしているので、「自分もFXで稼げそう!」と鮮明にイメージすることができるはずです。


ひご登録いただき、FXで成功をつかむ第一歩にしてください。


無料動画セミナー:元手50万でFXを始めて10年で1億6500万円を稼いでいる具体的トレード手法

ぶせな


当サイト『投資の教科書』でFXの記事を執筆しているぶせな氏は、FXを本格的に始めて10年間で1億6500万円以上の利益を稼いでいる専業トレーダーです。


もちろん、運で一時的に勝つのではなく、どんな相場でも「勝ち続ける」ということを真剣に追求してきた結果です。


それは、10年間120カ月のうち112勝8敗(勝率93.3%)という、ずば抜けて安定した成績が明確に表しています。


しかも、一番勝った月の最大利益は370万円なのに対して、一番負けた月の最大損失はわずか26万4千円です。これは、ぶせな氏が、勝ち続けるための鉄則である、損は小さく利益は大きく、つまり「損小利大」のトレードを実現しているからです。


この無料動画セミナーでは、そのぶせな氏の具体的な手法、例えば、


・ぶせなスキャルピングの具体的かつ実践的な手法
・ローソク足やエンベロープなどの具体的なチャート設定方法
・テクニカル分析で利益を加速させるための具体的手法(デイトレードも含む)
・その他、FXで利益を飛躍的に高めるためのノウハウ


などを、包み隠さず深いところまでお伝えしています。


特に、十分な投資資金がなくてFXに活路を見出したい方や、すでにFXは始めているが勝てるようになるまでの道筋が見えない方にとっては、必ず、その悩みを解消するものであると、自信を持ってお伝えします。


ぜひ、あなたのトレードにお役立て下さい。



ぶせな氏の実践方法を見る

SNS
投資の教科書公式Twitter
順番に読むとFXで稼ぐ力が身に付きます
インタビュー
SBIFX
ヒロセ通商
JFX
YJFX
トレイダーズ証券
GMOクリック証券
FXプライムbyGMO
楽天証券代表取締役
楽天証券
TOPに戻る